STAFF 弁護士紹介

弁護士 下村 訓弘

自己紹介させていただきます。私は福岡県甘木市で生まれました。修猷館高校、一橋大学社会学部を経て、14年間銀行に勤めましたが、38歳のときに弁護士を目指して司法試験の勉強をするため銀行を退職しました。

銀行では、企業派遣でアメリカに留学したり、頭取直轄のプロジェクトである21世紀委員会に参加したり、希望していたM&Aアドバイザーの部署に異動するなど、非常に恵まれた経験を積むことができました。しかし、顧客の利益よりも銀行の利益を優先する企業文化に疑問を感じ、悶々とした日々を過ごしていました。そんなとき、カレル・ヴァン・ウォルフレンの著書『日本/権力構造の謎』を読んで、日本社会で法の支配が十分に行き届いていない現実を知り、「自分も法律を学べば、法の光が届かない理不尽な状況に苦しむ人々の力になれるのではないか」と考え、銀行を退職することを決意しました。それが38歳のときでした。

弁護士になるまでに約10年を費やしましたが、この道を選んだことに対して後悔はまったくありません。ただし、以前は「法の力で人を救える」と単純に信じていましたが、現在では「人が救われるのは、その人自身の心の力であり、法は依頼者様が心の力を取り戻すための一つの道具にすぎない」と考えるようになりました。

合格と同時に14年前福岡にUターンしてきました。一人暮らしの母親のそばにいるためです。現在好きなことは、①おいしいものを食べること、②飼っている犬と戯れること、③日本の歴史の勉強(現在日本書記の輪読会参加中)、④司法浪人中に挫折しかかった私を立て直してくれた坐禅、といったところです。

経歴

  • 生年

    1961年

  • 弁護士登録

    2008年

  • 出身地

    福岡県甘木市一ツ木

  • 出身大学

    一橋大学社会学部
    ニューヨーク大学経営大学院
    成蹊大学法科大学院

  • 主な取り扱い分野

    企業:法律顧問、事業承継、事業再生、M&A、倒産、契約支援、各種訴訟等
    個人:相続、離婚、交通事故、債務整理、労働問題、各種訴訟等

  • 主な資格

    MBA(米国、ニューヨーク大学)/労務調査士(日本経営税務法務研究会)/税務調査士(日本経営税務法務研究会)/剣道4段